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2011タイ・カンボジアだより  <2月8日>

2月8日。タイ・カンボジアヘルスケア視察は3日目。

今日はハードスケジュール。

昨年も訪問したバンコク病院メディカルセンター、クルアイナムタイ病院1、クルアイナムタイ病院2を訪問。
バンコク病院、クルアイナムタイ病院とも民間病院です。
ちなみにバンコク病院はタイの株式市場に上場されています。
タイでは民間企業による病院経営が可能で、常に最先端の医療機器、技術が世界の医療技術の進歩に対応した医療を受けることができます。
日本ではドラッグラグが問題になっていますが、タイではドラッグラグどころか、医療そのものがタイムラグなく、富裕層では常に最先端の医療を受けることができます。

バンコク病院メディカルセンター
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バンコク病院では昨年もご案内していただいたバンコク病院の日本人ディレクター・田中さんのご案内でバンコク病院の説明と院内の見学を実施。
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昨年と比較して違っていたことは、
エチオピアからの患者が急増しておりその対応をしていること、また、近隣のリゾート地での病院を買収しその病院の院長として昨年バンコク病院の院長だったソムアーツ先生が着任して活躍されているなど、上場企業として積極的な投資が行われているようでした。
またメディカルセンターの隣には、患者やその家族が宿泊できるホテルが建設され諸外国から治療を受けにくる方などが宿泊可能なようです。
昨年も伺って驚いたことですが、バンコク病院の医師給与はフルコミッションです。診察費の設定は医師の裁量で決定されます。
人気のある医師、固定的な患者を持つ医師は自由に価格を決定。
風邪の治療でいえば300~数千baht(1000円~数千円)程度です。
その代わりに病院側は医師に対して診察室を貸し出している費用を売上の数%を収めるという仕組み。
そのために人気のない医師、技術のない医師については契約解除されるというシビアな仕組み。
医師もサービス業として人気稼業なのがタイの医師事情。
高額な給与を目指すならば、民間病院の熾烈な競争。
年間数千万円を稼ぎ出す医師もいます。
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同行していただいた在タイ日本国大使館の山下一等書記官によれば、
いまASEANで貿易の自由化に向けた協議が進んでおり、
その中で、医師の交流も含まれているようです。
ラオスやミャンマーから安い賃金の医師がタイに流れることが懸念
されていること、またタイ国内では業界団体において医師の過剰
供給しない努力をしているために、この自由化には反対必至となる状況だろうとのことです。
自国の利益、自らの業態の利益に固執していると、
この荒波に抗することはできないでしょう。
翻って日本では・・・
いつまで「医療鎖国」を継続するのでしょうか?
日本を飛び出して客観的に日本を見つめなおすと、
ガラパゴス化した日本が、孤立度を深めていることに
将来を懸念します。

次いで、クルアイナムタイ病院1へ。
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昨年はクルアイナムタイ病院2のみ見学したので初めての訪問。

バンコク病院と比較するならば、同じ民間病院といっても
「超」富裕層を相手にするというよりもそこそこのリッチな方を顧客層とした病院。
民間病院の生き残り策として、高齢者医療や、高齢者介護、
看護助手養成校を経営するなどタイ国内では高齢者介護の先端を進む病院グループです。
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クルアイナムタイ病院2に併設している学校の学生さんが浴衣を着て出迎えてくれました。
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学校ではタイ式のマッサージを学んだり、日本文化を学ぶプログラムもあるようです。
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最後は全員で記念撮影。
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昨年は1月に視察させていただき、10月には理事長、副理事長がカメリア(東京・江東区。特別養護老人ホーム)に訪問していただくなど交流を深めつつあります。
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クルアイナムタイ病院2では、
湖山医療福祉グループとクルアイナムタイ病院グループの
スタッフの相互交流についても具体的な話し合いが行われ、
今年中には第1回目が実現することになるでしょう。

◇カンボジアへ

夕方のスワンナプーム国際空港発でプノンペンへ。
搭乗する飛行機は「バンコク・エアーウェイズ」。
バンコクエアーウェイズはバンコク病院グループの親会社。
バンコク病院グループはバンコクエアーの就航している
都市には病院を経営する方針を打ち立てているようで
カンボジアにも病院を経営しています。
搭乗中、バスからタラップで階段を上っていると、
飛行機には「ロイヤルブータンエアライン」の表示が…
間違えた?と思い引き返して聞いてみると、
確かにプノンペン行きとのこと。
なぜなのでしょうか?

「ブータン?」「カンボジア?」「バンコク航空?」
謎は深まりましたが、飛行機は空路1時間弱で

プノンペン(Phonm Pehn)へ。

プノンペンはカンボジア(Cambodia)の首都。
多くの観光客は、プノンペンではなく、アンコールワット遺跡に
近いシェムリアップに向かうとか。

到着後、空港ではレスマイさんのお迎え。
カンボジアからの留学生でカメリアにアルバイトに来ている
ことは知っていますが、改めてプノンペンで会うと感慨もひとしお。

夜のプノンペンはバンコクから移動してきたせいなのか?
穏やかな印象。

2月9日へ続く。

(2011年2月9日 香山 英司)