banner
湖山医療福祉グループ

rss
ginza_premium
銀座ミツバチ

東日本大震災 支援ボランティアレポート
Hello Dream ハロードリーム -こどもの夢を育む社会になる
(C)1976,2010 SANRIO CO.,LTD.
APPROVAL NO. S504302
fwablogo

2011タイ・カンボジアだより  <2月9日>

2月9日。
タイ・カンボジアヘルスケア・視察は4日目。

プノンペンの朝。
プノンペンの朝はトンレサップ川のサンライズ。
向こう側はメコン川の合流地点。
川を上ればシェムリアップ。
kenshu20110209011
<MCH視察>

朝いちばんで母子健康ナショナルセンター(MCH)の視察。
kenshu2011020902
簡単な見学の後、病院の説明を伺いました。
JICAの支援を受けている病院です。
日本に比較すれば相当以前の医療事情のようす。
kenshu2011020903
dead-or-aliveの世界で、死ぬか生きるかの境目で初めて
医療を受けられるかどうかの地方の状況。
雨季には道路事情も悪いせいで患者搬送も
ままならないのがカンボジアの医療。

道路や橋などのインフラ整備が喫緊の課題です。
また、それと同時に最低限の公衆衛生(Public Health)も
同時進行しなければ最低限の医療が受けれらないようです。
kenshu2011020904
デング熱などの熱帯医療も必要ですが、
まずはインフラ整備が重要なことを知りました。

ことばとしての理解は日本で得ることはできますが、
現地に来て生の声を聞くとそれが実感されます。

見学後は、シルバーパゴタ(銀寺)の見学。
kenshu2011020905
<カルメット病院>
午後からはカルメット病院(Hospital Calmette)の見学。
急性期医療も担う国立総合病院です。
kenshu2011020906
言葉の読み方どおり、フランスの援助を受けながら
パワーポイントの資料も「フランス語」!!
医師もフランス留学経験者が多いようです。
1950年代までフランスの植民地、その後は政治的混乱で
大殺戮の行われたカンボジア。
高齢者、僧侶、知識人の多くは殺戮されため若年者人口の
比率が高いのがカンボジアの特徴。

カンボジアでは2種類の医療が必要。
1つは都市部の医療。交通事故などの外傷に対応できる医療。
もうひとつは地方での公衆衛生。

カルメット病院は都市部の医療を提供する病院なのでしょう。
救急車の整備や、急性期医療の最前線に触れることができました。
kenshu2011020907
病院見学の後は、国立博物館の見学。
紀元前のプレアンコール期の石造。アンコール期の石造。
そして宮廷。
kenshu2011020908
クメール芸術のすばらしさを体感。
kenshu2011020909
<パーティ>
今回のカンボジア視察のアレンジをしていただいたのが
カメリア(東京・江東区。特別養護老人ホーム)でアルバイト
をしているカンボジアからの留学生のレスマイさん。
政府や病院との調整をしていただいて見学することができました。
旅の目的のひとつとして帰国中のレスマイさんに会いにいくこと
でした。無事にレスマイさんとの再会(5日ぶりぐらいですが)を
果たし、今度はレスマイさんの親族などを及びしてホテルで
パーティを開催しました。
総勢40名!!
kenshu2011020910
8人兄弟のレスマイさんは、親族が在日カンボジア大使館に勤務
していたり、プノンペンのイミグレーションに勤めている方が
いたり、カルメット病院の医師がいるなど多様。
こどもから大人までまるで誰かの結婚式のような状態でした。

歓待していただいた後は全員で記念撮影。
kenshu2011020911
40名での記念撮影はまさしく結婚式のよう。
プノンペンでの最後の夜に楽しいひとときを過ごしました。
kenshu2011020912
写真左は湖山代表、写真右はレスマイさんのお母さん

<帰国の途へ>
2月10日朝、プノンペンからバンコクへ移動。
プノンペンからバンコクに行くとバンコクが
東京並みの大都会であることを感じずにはいられません。

巨大な国際空港、

高架鉄道、

高層ビル群。。。

東京からバンコクに行ったときとは別の印象です。

バンコクで観光の後、深夜便で帰路へ。
スワンナプーム空港では、羽田の降雪の恐れ。
その場合には着陸空港変更の可能性あり、との案内。
どうしよう!?

しかし早朝、無事に羽田へ。

東京・羽田はみぞれ交じりの雪。
気温30度のバンコクから冬の東京への変化はいささかきつい。

<さいごに>
昨年の視察研修は、バンコク民間病院事情を視察するのみ
でしたが、今年はステップアップして高齢者介護施設の見学と
カンボジアツアーを敢行しました。
バンコクの民間病院や高齢者介護施設とはこれからより具体的な
交流が図られていくことになります。
参加者にとってはふだん目にすることのない海外事情を
垣間見れたと同時に、自らの立ち位置を知る絶好の機会と
なったことでしょう。

海外は欧米だけにあらず。

アジアの一員、アジアのリーダーとしての日本。

その役割を認識しながら私たちは時代をリードする
パイオニアとして、アジアの多くの国が近い将来
必ずやってくる高齢化社会の範となることが求められています。

そのときに備えて私たちは今、何をすべきか?
課題が多く突きつけられた旅のような気がします。

今は日本の民間企業の一員としての視察でしかありませんが、
足元を踏みしめながら、ときどき遠くを凝視して
行き先を誤らないようにしなければならない痛感させられた旅でも
あります。

湖山医療福祉グループは、このような旅も演出できることを
多くの仲間と共有していきたいと思います。

(2011年2月14日 東京から 香山 英司)