「要介護認定」を取得したとしても
まだまだお達者でお元気な要支援のお客様
独居、高齢、でも知性と社交性と好奇心はまだまだ旺盛。
活動範囲が自宅と、利用している施設と、病院。
こんなのってありかしら。
「それなら家族がどこかにつれ出せばいい・・・」
施設と無関係なところでの活動なら、どうぞご自由に。
そんなのってありかしら。
私たちが提供しているのは『自立支援』そして『真心込めたお付き合い』
お付き合いしたいじゃないですか。
自立に向けた支援をするためには、表面上のお付き合いでは実現できません。
ということで実現した「地域の文化サークルにお客様が生徒として通う」計画!
近所でボランティア活動の役員をされているご婦人のご厚意で
歩いて5分の場所にある洋裁教室に、月に2回行かせて頂くことになりました。
「高齢の方でも、自分のお好きなことが出来る場所があるって、いいじゃないですか!」
洋裁教室の先生も、快く賛同して下さいました。ありがたいことです。
ここの地域も古くから住んでいる人が多くて、年々お年寄りが増えて…
町中に溢れているお年寄りの居場所が、介護サービスの中だけしかないなんてのも、寂しいものね。
それなら地域に居場所を見出そう。それを支えたり手伝ったりするのは、介護の専門職の我々の力が役に立つのではないのだろうか。
『地域密着型サービス』施設の可能性はどこまであるのか・・・?
小さい頃から手芸が大好きだったお客様は、
編み物道具に囲まれてすごく嬉しそうでした☆
いろいろアイディアを出し合いながら、
初回の教室では、布の端きれを結び合わせてカバンを作成したのであります☆
おばあちゃんよ!『社会』に飛び出せ!(クラーク博士風に)
(2012年1月16日 小規模多機能ホームえんじゅ千織り庵 ケアマネージャー 村上)