8月3日(水)岡山県新庄村村長の笹野寛さんをお招きして『第19回カメリアカレッジ 人口1000人の村の経営』が開催されました。
村のPR・DVDをご紹介いただき、人口1000人の村とは思えない活気や、美しい村の情景など紹介していただきました。
このご縁をいただいたのは、銀座ミツバチプロジェクトの田中氏。ミツバチプロジェクトでは、いまでは大変有名になった銀座での養蜂から出発しましたが、全国各地の生産地と銀座とを結ぶ交流もされており、そのなかで新庄村との交流がはじまったようです。
そんな新庄村からお越しいただいたのは笹野村長をはじめ、石藤(いしどう)課長、今回のひめのもちの魅力を伝えるためにひめのもちの生産者である山口ファームの山口社長の三名。
まず、笹野村長メルヘン・プラザの部長の石藤氏(新庄村の課長)からは村の魅力が語られ、石藤氏からは村の魅力やひめのもちの魅力が語られました。新庄村は「日本でもっとも美しい村」として登録されておりこれから農業、観光の村として発展していくことと思います。
人口千人の村が生き残っていくためのさまざまな努力を垣間見ることができました。村の紹介DVDはとても美しい風景の数々で大変魅力を感じる村です。
また、今回のカメリアカレッジには地元の町内会、婦人会などから35名の方がお見えになり大変盛況となりました。
村の特産品である『ひめのもち』と『ご当地ワイン』をご持参いただき、お客様にふるまわれました。
お雑煮とおしるこにして美味しくいただきました。
新庄村の特産品『ひめのもち』はとても腰が強く舌触りがなめらかでとても美味しく、お客さまもご満悦の表情で食されていました。中には『今日注文して帰りたい』というお客様もおられるほどでした。
はじめに
7月7日(木)アンコール小児病院(カンボジア) 看護師 赤尾和美さんを講師にお招きして、第18回カメリアカレッジが開催されました。
カンボジアの医療・教育・環境などの状況を、自身の体験談を通じて講義していただきました。
カンボジアでの医療状況、家庭・国民のモラル、教育の現状など、たいへん胸が痛むお話を聞かせていただきました。
貧困がゆえに失われる命・・
アンコール小児科に担ぎこまれた栄養失調の少女。数日にわたる入院治療を経て無事回復することができたが、退院後、吐血し死亡した。
なぜ、病院に連れてこなかったのかと保護者に問い詰めたところ、『この子だけにお金をかけれない』との返事が、アンコール小児科では基本無料で医療を提供しているが、少女の家庭では病院に連れていく移動費すら捻出することができず、結果少女を見捨てることとなった。
狂犬病という悲惨な病気。
一度発症してしまうと100%死亡する狂犬病、定期的に起こる発作に介助人はなすすべがなく力ずくで抑えるつけるしかない。また、強い伝染力の為、病院に入院させることもできずお引き取り願うしか手立てがなく、高い移動費用をかけて当病院に連れてきた、命乞いをする母子を追い返す辛さを、切実に語っておられました。
売春から広がるHIV感染。
都市部などでは売春が横行しており。売春行為からHIV感染してしまい、父親から母親、子供へと感染が広まっている。
また、父親より感染しているにも関わらず、母親が責任を負わされているという矛盾が発生している。
女性の地位の低さによる家庭崩壊
男尊女卑が色濃く残っており、父親によるDVなどが問題となっている。
以上の状況を改善するためには、もはや病院でどうするという話ではなく、国民の教育やモラルの向上など根本的なところから見直さなければならないと赤尾氏は言う。
時間の概念が欠如している人々、家庭では子供が栄養失調であるにも関わらず働こうとしない父親。そんな父親に酒を渡す隣人たち、町では売春婦が横行し、母親や子供にまで感染が広がるHIVなど・・、近年、都市部こそ近代化が進んでいるカンボジアだが、農村部までは行き届いておらず、過去のポルポト政権が行った蛮行の傷跡はいまだ影響を受けているというのが現状だ。
こういった、カンボジアでの厳しい現状をできるだけ多くの日本人に知ってもらい、そして考えてもらいたいと語る赤尾氏。
『今私たちに何ができるのか・・』というテーマを一人でも多くの日本人と共有できれば幸いだとおっしゃっていました。
●ママリングス 東京都江東区
●ココネット・マム 福島県郡山市
●江東こども守る会 東京都江東区
●みんなの党 柿沢未途
湖山代表のご挨拶
ママリングス 落合香代子代表のご挨拶
スカイプを介して、白熱した意見交換が行われました。
平成23年6月11日、特別養護老人ホームカメリア(東京・江東区)でカメリアカレッジ教育講座の最終回が開催されました。この教育講座は全10回シリーズで今年1月から1ヵ月に2回のペースで開催され、途中東日本大震災の影響もあり中断したこともありましたが本日最終回を迎えました。最終回は、この企画のプロデュースをしていただいた亀島小学校初代校長の三浦一郎先生の講演でした。
はじめに
1月より毎月2回のペースで開催していた教育講座も、おかげさまで最終回を迎えることができました。
教育講座最終回の講師として、旧亀島小学校の初代校長であり、教育講座を開催するにあたり全面的なバックアップを受け、講師の調整や全体の流れなどのプロデュースをしていただきました。三浦一郎先生をお招きいたしました。
今回は最終回の開講ということで。旧亀島小学校初代校長の三浦一郎先生による「学校・家庭・地域社会が連携を図る教育」と題した講演が開催されました。地域町内会の方、そして今回は新人職員の研修の一環として医療法人社団湖聖会、社会福祉法人カメリア会の新人職員が参加しました。
■三浦 一郎先生の教育への思い。
■自らの考えを正しく判断し、価値のある行動ができる子どもの育成。
■学校・家庭・地域社会が連携を図る教育の推進(旧亀島小学校時代)
同じ目的を持つ学校・家庭・地域社会が互いに連携を取り、協力しあって子どもの教育を行う。
学校 | 公開授業や行事 | いつでも授業を見学に来れるように解放する。 |
放課後校庭開放 | 江東区は子どもが遊ぶ場所が少ない為、学校校庭を解放し遊び場を提供する。 | |
夏季休業中のプール解放 | 夏休み、日曜以外すべての日にプールを解放する。先生が監視役として同席する。 | |
家庭 | 団欒 | 家族の団欒を常日頃から意識した生活を心がける |
生活習慣 | 家事手伝いなどを通して、正しい生活習慣を習得する。 | |
集団登校 | PTAの協力のもと、グループ単位で集団で登下校を行う。 | |
もちつき | もちつき大会を企画し、もちつきを体験させる。 | |
PTA応援団 | 学校と家庭が一体となって取り組む。 | |
地域社会 | 子ども集会 | 地域でのイベントや行事を行う組織を作る。 |
ラジオ体操 | 朝早くに、学校の先生も含めてラジオ体操を行う。 | |
盆おどり | 学校の先生も参加して、交流を図る場をつくる。 | |
運動会 | 学校とは別に、町会別に運動会を開催する。学校の先生も参加。 |
■開校して、1年経過した当時の町の話題例
【家庭】
・子供が帰宅して、学校のことをよく話すようになった。
・子供の言葉使いがよくなった。
【地域】
・亀島の子は、よくあいさつをするようになった。
・『子供が道路でボール遊びをしていて、植木鉢を割ったとき、以前なら逃げていた子どもが、誤りにきたよ!』
■連携による教育の理想像
・学校像① : 豊な人間関係に結ばれている学校
・学校像② : 学ぶ楽しさや厳しさを体得できる学校
・学校像③ : 信頼する先生に教えてもらえる学校
・家庭像①:家族団欒のある家庭
・家庭像②:基本的な生活習慣が身に付く家庭
・地域像①:あいさつをし合う親切な人が多い町
・地域像②:安全で安心して住める町
①毎日きちんと挨拶させよう
②子どもに手伝いをさせよう
③先人や目上の人を敬う心を育てよう
④他人の子どもでも叱ろう
⑤子どもにその日のことを話させよう
⑥体験の中で子どもをきたえよう
■指導
『教えることに躊躇してはいけない。』
大人と子どもの関係が親密化しても、棒引きは必要であり。大人がお手本となり示すべきことは厳しく示さなければならない。
大人は効果的な、『褒め方・叱り方』や、『教え方』などのテクニックを習得し、正しい姿勢で子どもの教育に臨む。
第二部は、謝恩会も兼ねて『三浦先生を囲む会』が開催されました。
和やかなムードの中、丁寧にお客様のご質問に回答してくださいました。
5月19日(木)特別養護老人ホーム「カメリア」(東京・江東区)においてカメリア・カレッジが開催されました。
ゲストは目白大学短期大学部生活科学科の大出英子准教授。
昨年の7月以来のゲスト登場です。
今回は、NHKEテレ・趣味の園芸のご出演の出演の苦労談や、海外でのご研究活動の様子までお話しをいただきました。今年4月からは番組のガーデンズエンジェルとして出演され5月中は毎週出演されています。
ゲスト:大出 英子(おおいで・えいこ)氏プロフィール
栃木県出身。園芸一家に生まれ、幼いころから植物に触れて育つ。東京農業大学(農学専攻)卒業後、イギリスの王立園芸協会(RHS) Wisley Gardenにてガーデニングを学ぶ。帰国直後はタキイ種苗㈱のスタッフとして、大阪花の博覧会に勤務し、その後、東京農業大学大学院修士課程(造園学専攻)を経て、㈱大林組技術研究所勤務。大林組では法面緑化や汚染土壌の微生物分解技術など、生物を用いた環境改善技術の研究開発に携わる。2003年4月から目白大学短期大学部勤務。専門分野は花卉園芸学、植物遺伝育種学、造園植物学。 現在はNHK・Eテレ 趣味の園芸で「ガーデンズエンジェル」の一人としてもご活躍。
カメリアカレッジに再び…..
目白大学短期大学部の大出英子准教授が昨年の7月以来のカメリアカレッジのゲストとしてご登場されます。
NHK・趣味の園芸の「ガーデンエンジェル」としてご活躍中の先生に、NHKでの撮影の様子や秘話、また研究活動で訪問した国のことについて熱く語っていただきます。パプアニューギニアや、カナリア諸島での研究活動のお話しも聞けそうです。
先生には大変ご多忙な中、お時間を割いていただきご登壇を願います。
園芸がお好きな方、興味のある方、先生のファンの方、NHK趣味の園芸をご覧になっている方。是非お越しください。
参加自由。費用無料です。
【記】
日 時:平成23年5月19日(木) 19:00-21:00
場 所:特別養護老人ホームカメリア(地域交流スペース)
<東京都江東区亀戸3丁目>
ゲスト:大出英子准教授(目白大学短期大学部)
テーマ:園芸を通して、世界を…..
【参加申込】
カメリアまで メール(info@camellia-kai.com)で「参加申込希望」とお伝えください。
はじめに
2011年4月2日、特別養護老人ホームカメリアでカメリアカレッジで教育講座(第7回)が開講されました。カメリアカレッジは月1~2回程度水曜日の夕方に開講していましたが、地域の方がお越しになりやすい時間をと考え土曜日の午後の開講となりました。教育講座は1月~5月まで一ヵ月につき2回のペースで開催されます。この講座開講にあたっては旧亀島小学校の初代校長である三浦一郎先生の全面的なバックアップを受け、講師の調整や全体の流れなどのプロデュースをしていただきました。
今回は第7回の開講。品川区立伊藤学園長の青木哲男先生による「品川区における小中一貫教育について」と題した講演が開催されました。地域町内会の方、そして今回は新人職員の研修の一環として医療法人社団湖聖会、社会福祉法人カメリア会の新人職員が参加しました。
品川区立小中一貫校伊藤学園
はじめに
2011年3月5日、特別養護老人ホームカメリアでカメリアカレッジで教育講座(第5回)が開講されました。カメリアカレッジは月1~2回程度水曜日の夕方に開講していましたが、地域の方がお越しになりやすい時間をと考え土曜日の午後の開講となりました。教育講座は1月~5月まで一ヵ月につき2回のペースで開催されます。この講座開講にあたっては旧亀島小学校の初代校長である三浦一郎先生の全面的なバックアップを受け、講師の調整や全体の流れなどのプロデュースをしていただきました。
今回は第5回目の開講。江東区立第三亀戸中学校校長の藤本渡先生による「本校の沿革と現状」と題した講演が開催されました。地域町内会の方、カメリアカレッジを通じてお付き合いのある方など26名の方の参加でした。
●○● はじめに ●○●
2011年2月12日、特別養護老人ホームカメリアでカメリアカレッジで教育講座(第3回)が開講されました。カメリアカレッジは月1~2回程度水曜日の夕方に開講していましたが、地域の方がお越しになりやすい時間をと考え土曜日の午後の開講となりました。教育講座は1月~5月まで一ヵ月につき2回のペースで開催されます。この講座開講にあたっては旧亀島小学校の初代校長である三浦一郎先生の全面的なバックアップを受け、講師の調整や全体の流れなどのプロデュースをしていただきました。
今回は第4回目の開講。江東区立香取小学校の校長である春名秀夫先生による「香取小学校小学校の沿革と現状」と題した講演が開催されました。地域町内会の方、カメリアカレッジを通じてお付き合いのある方など17名の方の参加でした。香取小学校はカメリアのある亀戸3丁目の校区の一部にあたり、この地区の児童が通う小学校です。
☆★はじめに☆★
2011年2月12日、特別養護老人ホームカメリアでカメリアカレッジで教育講座(第3回)が開講されました。カメリアカレッジは月1~2回程度水曜日の夕方に開講していましたが、地域の方がお越しになりやすい時間をと考え土曜日の午後の開講となりました。教育講座は1月~5月まで一ヵ月につき2 回のペースで開催されます。この講座開講にあたっては旧亀島小学校の初代校長である三浦一郎先生の全面的なバックアップを受け、講師の調整や全体の流れなどのプロデュースをしていただきました。
今回は第3回目の開講。江東区立第一亀戸小学校の校長である永岡幸夫先生による「第一亀戸小学校の沿革と現状」と題した講演が開催されました。地域町内会の方、カメリアカレッジを通じてお付き合いのある方など28名の方の参加でした。第一亀戸小学校はカメリアのある亀戸3丁目の校区にあたり、この地区の多くの児童が通う小学校です。
会の冒頭に湖山理事長より先日帰国したばかりのタイ・カンボジア視察研修の報告が行われ、カメリアでタイからの研修生を受け入れについて話をされ、湖山医療福祉グループ、カメリア会で研修生を受け入れる目的ではなく地域全体で研修生を受け入れる必要があるので是非協力願いたいと話をされ会がスタートしました。
先日1月22日に特別養護老人ホーム「カメリア」で開催されましたカメリアカレッジ教育講座第2回にご参加下さいました国際医療福祉大学大学院医療福祉ジャーナリズム分野研究生 池田朝子さんより、素敵な感想レポートを頂戴しましたのでご紹介いたします。
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第2回カメリアカレッジ『教育講座』に参加させていただきました。
久しぶりに押上駅から地上に上がると、はは~っ!そびえ立つ世界一のスカイツリーは威風堂々とはるか見上げる高さに。未来都市のような景観に、日本の景気低迷は言われていても、押上&カメリアの活気はいよいよ増しています!
らっけん? おちけん?
10月6日(水)特別養護老人ホーム「カメリア」(東京都江東区・社会福祉法人カメリア会)にて行われた第17回 カメリア・カレッジについてご報告します。この日の参加者は9名。
ゲスト講師はS&S Entertainmentスクール代表・柴田節子氏。
柴田氏は幼少期からNHK東京放送児童劇団に在籍。これをきっかけに舞台、ラジオ、テレビなどに出演するなどして活躍の幅を拡大。武蔵野音楽大学声楽科卒業後、さらにイタリア、オーストリア、フランスなどヨーロッパ各地で研鑽を積まれたそうです。帰国後は国内外でアーティスト活動を展開。
第17回 カメリア・カレッジ開催が決定しましたのでお知らせします。
カメリア・カレッジ 第17回 ヘルスケアデザイン研究会
表現者としての精神性の在り方
2007年11月13日 読売新聞 記事
【はじめに】
8月25日(水)第15回 カメリア・カレッジが開催されました。趙 衍捷 (ちょう えんしょう)氏がゲスト・スピーカー。
テーマは「中国事情とお年寄りの暮らし」。
趙 衍捷氏、カメリア・カレッジ開催前、カメリアの屋上にて
第16回 カメリア・カレッジ開催が決定しましたのでお知らせします。
カメリア・カレッジ 第16回 ヘルスケアデザイン研究会
インドネシアの観光・民族・医療・習慣
―バリ島とスマトラ島パダンを中心に―
photo ©miguel valle de figueiredo
第15回 カメリア・カレッジ開催が決定しましたのでお知らせします。
カメリア・カレッジ 第15回 ヘルスケアデザイン研究会
中国事情とお年寄りの暮らし
photo by Franck
時間:8月25日(水) 18:00開始
場所:特別養護老人ホーム カメリア
1F コミュニティ・カフェにて
(東京都江東区亀戸3-36-5 TEL 03-5836-2311 担当・阿久澤、香山)
【ゲスト講師】 趙 衍捷氏 (国際医療福祉大学大学院修士課程)
【ホスト】 阿久澤 騰 (社会福祉法人カメリア会 企画広報室)
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参加お申し込み
ご参加いただける方は8月24日(火)11:00 までに
以下のアドレスまでご連絡をお願いいたします。
voice@koyama-gr.com
お申し込みメールに記入していただきたい項目
お名前
ご連絡先
所属(会社・学校など)
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ゲスト講師:趙 衍捷 (ちょう えんしょう)氏プロフィール
中国 山東省出身 昭和60年11月2日に生まれ。2003年10月、中国高校を卒業してから、日本の京都へ留学。2005年4月、千葉にある秀明大学 医療経営学を学び、2009月4月より国際医療福祉大学 医療福祉研究科に修士課程に所属。夢:たくさんのありがとうを集めたい。両親、家族を見守りたい。そして、中国の高齢者達、その家族たちの幸せを創りたい。
第10回 カメリア・カレッジ(7月7日)の1場面
〒136-0071
東京都江東区亀戸3-36-5
交通 : 都営地下鉄浅草線・京成線・東京メトロ半蔵門線・押上駅徒歩10分・JR線:亀戸駅・徒歩20分
半蔵門線B1出口、都営地下鉄浅草線B3出口より徒歩10分
8月11日(水)特別養護老人ホーム「カメリア」(東京都江東区・社会福祉法人カメリア会)にて行われた第12回 カメリア・カレッジについてご報告します。この日の参加者は10名。
今回のゲスト・スピーカーのイネス・アゼーニャ(Ines Azenha)氏は1983年生まれ、ポルトガル・リスボン出身の理学療法士。現在、国際医療福祉大学大学院(栃木県大田原市)修士課程在学中で理学療法を専攻されています。
写真中央がイネス氏、写真右が通訳を務めた高橋リチャード氏(東京大学学院在学中)
そんなイネスさんにポルトガルの国や文化、医療福祉システムなどについて写真や音楽を交えて語っていただきました。
ポルトガルはヨーロッパの一番西にあり、国土面積は約9万2000km2でスイスとほぼ同じ大きさ。日本の国土面積37.8万km2と比較すれば約4分の1になります。
日本で一番有名なポルトガル人と言えば、カトリック宣教師ではじめて日本にキリスト教を布教しに来たフランシスコ・ザビエル。
意外と身近なポルトガル
またポルトガル語の一部は身近な日本語として私たちに馴染みのものになっています。
日本語になっているポルトガル語としては「パン」「カルタ」「ボタン」などが有名ですが、「コンペイトー」さらには「テンプラ」も同じ部類に入ります。
ポルトガルの教育制度や医療福祉制度
イネスさんからはポルトガルの教育制度や医療福祉制度などの紹介がありました。
医療に関しては、日本と同じく国民皆保険をとっているそうです。興味深いことに、ポルトガルにおける介護サービスは、地域の協会がサービス提供を行っているそうです。
カトリック教徒が90%を占める国ならでは、なのかもしれません。
また、そうした教会の取り組みは国からの助成金などでサポートしているそうです。
首都リスボンや、ポルトワインで有名なポルト、リゾート地として有名なアルガルブなど見所となる観光地の紹介もありました。
イネスさんのお話の後、参加者の間から質問が次々と出て、活発な会となりました。
「日本人の印象はどのようなものですか」というある参加者からの質問にイネスさんは「いつもなにか目的も持って取り組んでいる人々だという印象が強い」と応えていました。あなたはどう思いますか?
(2010年8月12日 阿久澤 騰)
8月11日(水)特別養護老人ホーム「カメリア」(東京都江東区・社会福祉法人カメリア会)にて行われた第14回 カメリア・カレッジについてご報告します。この日の参加者は18名。
ゲスト講師は在日本国カンボジア王国大使館、一等書記官シム・ヴィリャ氏。
テーマは【カンボジア:地雷と内戦のイメージを乗り越えて】
さて、あなたはカンボジアについてどのくらいご存じでしょうか。
たとえばカンボジア人のみなさんは何語を話しているのでしょうか?
クメール語です。
ちなみにクメール語でありがとうは「オークン」になります。ご存じでしたか。
カタカナ読みで「オークン」と言うだけでカンボジアの方に通じるようです。
photo by sakura_ishibashi
カンボジアのアルファベット
身近にカンボジアのお知り合いがいらっしゃる方は
お試し下さい。
長い内戦の歴史
さて、クメール・ルージュとポル・ポト時代と約30年間、長い内戦下にあったカンボジア。
そして負の遺産として残された地雷。
私たち日本人にとってカンボジアは「地雷の国」というイメージはやはり根強いと思われます。地雷や不発弾の撤去作業はかなり進行し、事故も激減しています。特に、1998年以降は、平和で安心して暮らせるようになったとカンボジア大使館、シム・ヴィリャ氏は語りました。
魅力的なカンボジアの姿
ヴィリャ氏は流暢な日本語と、現在の魅力的でいきいきとしたカンボジアの姿を多面的に伝えてくれました。
活気ある町並み。
高層ビル。
美しい砂浜に代表される自然。
生き生きとした人々の姿。
そこには
うらやましくなるような
キラキラした、
活気あふれる美しく魅力的な国の姿がありました。
正直、カンボジアを訪ねてみたくなりました!
おわりに
プレゼンテーションの後は、参加者から質問が数多く出ましたが、カンボジアだけでなく、日本や他のアジア諸国と比較しながら、きわめて丁寧にヴィリャ氏は回答していきました。
ヴィリャ氏に感謝の弁を述べる湖山泰成・湖山医療福祉グループ代表
カンボジアの歴史から現在まできわめて濃密で充実した内容でした。
ヴィリャ氏に心より感謝します。ありがとうございました!
(2010年8月24日 阿久澤 騰)
第14回 カメリア・カレッジ開催が決定しましたのでお知らせします。
カメリア・カレッジ 第14回 ヘルスケアデザイン研究会
カンボジア:地雷と内戦のイメージを乗り越えて
photo by victoriapeckham